ブッダを雨風から護る蛇神ムチャリンダ

【悟りを開いたブッダが樹下に座していると、突然、激しい雨と寒風が七日間、続いた。

 蛇の姿をしたナーガ(竜神)の王・ムチャリンダは、「世尊に寒さや暑さ、雨や風、虻や蚊などによる害がないように……」と自らの身体でブッダを取り巻き、頭巾状に頭上を覆って雨風から護ったとされる。(『ウダーナ』)

 以来、ムチャリンダは仏法を護る存在として、多くのテーラワーダ寺院建築を飾ってきた】