メインビジュアル

月刊サティ!|ヴィパッサナー瞑想協会(グリーンヒルWeb会)

Web会だよりアイコン Web会だより ー私の瞑想体験ー

『ゆるしの航海』(後) 静華

 (承前) そんな時に、母の日と私の誕生日がやってきました。日にちが近いため一緒にお祝いをする予定でしたので、私はお花とケーキを手に、家に帰ってきました。 それなのに母はおらず、父が暗い顔をして座ったのです。事情を聞くと […]

『ゆるしの航海』(前) 静華

 通知表はほとんど5、稀に4。 児童会長をやったりしちゃう。 友達も不自由しない程度にいてくれる。 勉強もそこそこにできて、有名な大学に入る。 名の通った企業に勤める。  私のこれまでの人生を振り返ると、大船に乗って順風 […]

『まさかの瞑想』(後) 匿名希望(50代男性)

私はもともと熱心な仏教徒ではありませんでしたが、たまたま実家が浄土真宗の檀家だったため、小さい頃からお経や浄土真宗の教えには親しみがありました。ですので、原始仏教の考えにはまったく抵抗感はありませんでした。ただ、原始仏教 […]

『まさかの瞑想』(前) 匿名希望(50代男性)

人生には上り坂と下り坂とまさかという3つの坂があるとよく言われます。だれも「まさか」が自分の身に降りかかってくるとは思わないものです。私もそうでした。ここでは、私の身に降りかかった「まさか」と瞑想との出会いについて書かせ […]

『瞑想と俳句』 榎本憲男

*本会においてヴィパッサナー瞑想の修行に取り組んでいる作家・榎本憲男氏からの投稿です。職種の上からは他の媒体への登載も考えられるところですが、会からの謝意、ならびにあえてご本人が本会へ投稿された意向を踏まえ、ここに「We […]

『私は、私を解き放った』(後) 柿崎 竜太

(前回より) 「いける!……ここでなら自分が秘め隠していた事を打ち明けることができる」そう私は思った。 私はここ数年、いっそのこと誰かに私の嘘を洗いざらい全部打ち明けたいと思っていた。これ以上、誰かに嘘をつき続けるのが辛 […]

『私は、私を解き放った』(前) 柿崎 竜太

  特殊な劣等感と完璧主義が子供の時から今に至るまで徐々に増していき、私は私自身の人生を自らハードモード、生地獄にしていた気がする。 私は今年で39歳になる派遣労働者だ。数年前から母と同居するようになり、母との人間関係で […]

『転職と瞑想』 永井 陽一朗

前回、2023年9月号では、工場で働き始めたところまでを書かせていただきました。今回はその続きです。 工場では妄想でぼーっとしてしまい、仕事の説明をされているのに全く頭に入ってきませんでした。そんなわけだから、他のみんな […]

『小説家の瞑想修行』 榎本 憲男

★二十代から映画の仕事に従事してきましたが、50歳になったことを転機として、あてもなく会社を辞めました。辞めるきっかけとなったのは、すでに45歳ころから自分の頭の中はガラクタだらけだと自覚するようになっていて、さらに、売 […]

『瞑想を続けていたら人生が好転した話』 永井 陽一朗

私は発達障害(自閉スペクトラム症)です。20歳の時から強い被害妄想に襲われるようになりました。現実との区別はついていましたが、妄想の臨場感が強く、荒唐無稽な妄想であってもリアリティーが感じられるのでした。 18歳で高校を […]

『瞑想を知った頃のこと』 Y.D.

20年ほど前、ヨーガの先生から『瞑想』という言葉を初めて聞いた時、頭に浮かんだのは安定していて動じない仙人のようなイメージだった。あたふたと軽々しく、妄想に振り回されて不安定な自分にうんざりしていたので、そうなれたらカッ […]

『10泊11日 手術入院リトリート顛末記』 K.I.

 2020年暮れのこと、93歳の母の自宅介護、二人目の孫の出産、体調を崩した姪一家を引き取って世話、などなど、獅子奮迅(と自分では思っていた)の毎日を送っていたなか、右肩の痛みが日々増してきた。 肩凝りの酷いもの…と思っ […]

『苦を乗り超える瞑想の検証』(2) 佐藤剛

(承前) *気づきの深まりが浮き彫りにする苦の正体  瞑想だけでなく日々行なっているジャーナリング(頭の中にあることや感情をひたすら紙に書き出す「書く瞑想」)も大いに内面の気づきを深めてくれた。生活や仕事に追われる中で様 […]

『苦を乗り越える瞑想の検証』 (1) 佐藤剛

*気づけば生きているのがずっと苦しかった  なぜだか分からないけれど毎日がずっと苦しく、生きているのが辛かった。いや、そう自覚することさえないままにずっと苦しんでいた。優秀になろうと勉強したり、良い生活や結婚を急いだり、 […]

『怒りの根源の発見』(4) K.M.

 地橋先生からのアドバイスを受けて、幼少期を振り返り得られなかった愛着に対する不満怒りにより愛着障害があることを痛感しましたが、自分だけが被害者で両親祖父母が悪いのか?そこを明確にする為に母親の幼少期も振り返りました。 […]

『怒りの根源の発見』(3) K.M.

(承前) 地橋先生からのインストラクションで、「怒りの根源は幼少期の愛着障害にあると思われるので勉強するように。」とアドバイスいただき、愛着障害の本を読み、幼少期を振り返りました。 幼少期の振り返り 自分が生まれた時の家 […]

『怒りの根源の発見』(2) K.M.

ヴィバッサナー瞑想に出会い実践に着手したものの、貪瞋痴の煩悩、特に瞋(怒り)の制御が思うようにいかず思い悩んでいた時に、グリーンヒルのHPで地橋先生講師の朝日カルチャーセンター「ブッダのヴィバッサナー瞑想」オンライン講座 […]

『怒りの根源の発見』(1) K.M.

これまでの人生を振り返ると、何か寂しい気持に覆われて、そこから逃れたくてもがいていているような感じでした。そんな気持ちがあったからでしょう、何かに救いを求めておりましたが、幸いにも変なものに騙されることもなく、大乗仏教を […]

『私にとってのブッダの教え』(後) Y.Y.

 (承前)「私」の引き算 ある日、ふと昔の不快な出来事を思い出しました。数年前、ある人にちょっと失礼なことを言われた時のことです。 「そういえば、あの時あの人は私にこう言ったんだっけ……」 すると 当時の情景がまざまざと […]

『私にとってのブッダの教え』 (前) Y.Y.

それでも地球は回っている 地橋先生の朝日カルチャー講座に通い始めてしばらくした頃、最後の質疑応答で、「心を浄らかにするには、如理作意が何よりも大事」というアドバイスを頂いたことがあります。如理作意というのは、パーリ語でヨ […]

仏教聖地巡礼 インド・ネパール七大聖地の仏跡巡』(5)H.Y.

5.第5日目 この日はブッダが入滅を宣言されたヴェーサーリに向かいます。第5日目から7日目までは、インドのビハール州という地域であり、この州は2016年から州内への酒の持込・飲酒が法令で禁止されています。官憲は外国人に対 […]

『体を整え、心を整え、人生を整え』E.K.

こちらの記事は、ヴィパッサナー瞑想協会(グリーンヒルWeb会)の公式サイトにてご覧いただけます。是非ご一読ください。 『体を整え、心を整え、人生を整え』E.K. 以下は記事の要約です。 仕事のストレスからうつ病になり、瞑 […]