『私たちの真の家―死の床にある老在家信者への法話』 (2) アチャン・チャー
「月刊サティ!」2005年1月~2005年5月号に掲載されましたタイの名僧アチャン・チャーによる法話の第2回です。 ◎私たちの真の家―死の床にある老在家信者への法話(1) さあ、法に敬意を払いながら話を聞こうと心に決め […]
「月刊サティ!」2005年1月~2005年5月号に掲載されましたタイの名僧アチャン・チャーによる法話の第2回です。 ◎私たちの真の家―死の床にある老在家信者への法話(1) さあ、法に敬意を払いながら話を聞こうと心に決め […]
今月号より「月刊サティ!」2005年1月~2005年5月号に掲載されましたタイの名僧アチャン・チャー法話を5回にわたり再掲載いたします。今月号はその1回で「はじめに」と簡潔な伝記です。次号から「私たちの真の家」(本文)を […]
四聖諦(五)(7)正念 正念(正しい気づき)をもって生きることは、幸福と精神的成長にとっての基礎です。それは大いなる祝福であり、最も大きな力によって護られることです。人間は概してある程度の気づきは持っているものです。しか […]
四聖諦(四)(3)正語 正語は4つの面を持っています。 1)偽りの話しをしないこと。つまり嘘をつかないこと。その代わりに真実を話す努力をします。 2)悪意のある話しをしないこと。人々の間を分かつ言葉や、敵意を生じさせる話 […]
比丘ボーディ四聖諦(三)―ニッバーナ(涅槃)― 「私が説くのは、ドゥッカ(苦)とドゥッカ(苦)の消滅についてだけである」とブッダは語っています。 第一の聖なる真理は苦の問題を扱っています。しかし、苦の真理はブッダの教えに […]
四聖諦(二)―ブッダは悲観主義者だろうか― 第一の真理においてブッダが説かれた教えは、往々にして感情的レベルで反感を買います。それによって、ブッダは悲観主義者であるとか否定主義者であるというような誤った非難が起きるのです […]
四聖諦(一) ―象の足跡― ブッダの教えの記録は膨大にあります。しかしこれらの教えはすべて一つの枠組み、すなわち四聖諦の教えに入れることができます。ブッダは四聖諦を“象の足跡”に例えています。象の足跡に他の動物の足跡、例 […]
西洋人が仏教について学ぶ時によく出合う最初の障害の一つは、アナッタ(よく「無我」と訳されます)についての教えです。この教えは二つの理由で障害となります。 第一に、自我が無いという考えはカルマや輪廻など他の仏教教義とうまく […]
(承前) 4.捨(平静さ) 「四人の友」の最後は、すべての感情の中で一番すばらしいもの、すなわち、「平静さ」、「物事を公平に見る心」です。 「平静さ」にとっての遠くの敵は「不安」や「落ち着きのなさ」、そして近くの敵は「無 […]
(承前) 心ある人なら誰でも国際平和が実現していないことを嘆きます。誰もがこの地上に平和が訪れることを望んでいますが、平和がないことは明らかです。20世紀から現在にいたるまで、ほとんどいつでもどこかで戦争が行われています […]
承前) 心は本来、慈しみを常に感じるようにはできていないので訓練される必要があります。心はもともと愛と憎しみの両方を持っています。悪意、拒絶、怒り、恐れとともに愛も持っているのです。しかし日常生活のなかでは、なんらかの策 […]
今月号から5回にわたり、「四人の友」と題して慈悲喜捨についてのダンマです。本誌2004年7月~12月に掲載され、一部については数年前の本欄で取り上げた個所もありますが、今回はフルバージョンでの掲載となります。なお再掲載に […]
8.決定 私たちが育てる必要のある次の資質は、決定(決意)です。決意なしには、私たちは何も成し遂げることができません。朝、起きることにすら、決意がいるではありませんか。 他のものよりも多くの決意が必要なものもあります、た […]
7.真諦 さて、次は真諦(真理)です。これには多様な面があります。まず、言うまでもないことですが、真実を語る、ということが挙げられます。これは五戒の四番目、「嘘をつかない」という戒に当たります。しかし真諦はそれだけにとど […]
6.忍辱 次は忍辱、すなわち忍耐です。日常生活で忍耐心のない人は、よく落ち着きがなくなったり、不安になったりします。計画したことの結果を早く出そうとして、かえって効果的でないことをしようとします。 忍耐心がないとエゴがあ […]
5.精進 次は精進です。それは、自動車を動かすための燃料に例えられます。人間の場合は、その燃料を自ら作り出さなくてはなりません。それはまた、悟りに至る七覚支(注)の一つでもあり、とても重要なものです。 精進はいろいろな方 […]
離欲のプロセスの一つとして、私たちは自分の所有物、自分はこういう者だという思い込み、何かになりたいという欲を捨てることができます。日常生活で手放さないと、瞑想中に手放しにくくなります。瞑想中には、思い、願望、判断、期待 […]
2.「持戒」 十波羅蜜の中で「布施」に続くのが「持戒」です。これは五戒を守ることに係わってきます。嫌悪や貪欲を減らしていき、それらの最終克服を目指しています。嫌悪と貪欲は自我妄想が原因で発生するため、これらをなくしていく […]
1.「布施」 私たちが培っていくことが必要な精神的資質として、まず「布施」が挙げられます。この最初の資質が身につかないと、悟りへの通が開かれることもまたありえません。私たちはどこかでこの道に踏み出さなければなりません。布 […]
はじめに ―波羅蜜について― 翻訳シリーズの第1回目として十波羅蜜についてお送りいたします。 波羅蜜とは何でしょうか。パーリー語ではpāramī(パーラミー)と言い、それに漢字を当てはめたものです。その意味は、といいます […]
今月号より『段階的に進めるブッダの修行法』を掲載いたします。これは2003年1月号から『月刊サティ!』(ペーパー版)に「翻訳シリーズ」として掲載されたものですが、すでに20年近く経過しており、再び連載することにいたしまし […]
本欄では、本誌2008年2月号から連載されましたアチャン・チャー長老による1978年レインズでのリトリートの半ば、夕べの読経の後に行われた新参の修行僧を対象とした非公式の法話(悟りの道への出発)を掲載しています。今月はそ […]
本年1月号より、2008年2月号から連載されましたアチャン・チャーによる1978年レインズでのリトリートの半ば、夕べの読経の後に行われた新参の修行僧を対象とした非公式の法話を掲載しています。今月はその第6回目です。 覚 […]
本年1月号より、2008年2月号から連載されましたアチャン・チャーによる1978年レインズでのリトリートの半ば、夕べの読経の後に行われた新参の修行僧を対象とした非公式の法話を掲載しています。今月はその第6回目です。 覚 […]
2008年2月号から連載されましたアチャン・チャーによる1978年レインズでのリトリートの半ば、夕べの読経の後に行われた新参の修行僧を対象とした非公式の法話(悟りの道への出発)を掲載しています。今月はその第5回目です。 […]
1月号より、2008年2月号から連載されましたアチャン・チャーによる1978年レインズでのリトリートの半ば、夕べの読経の後に行われた新参の修行僧を対象とした非公式の法話(「悟りの道への出発」)を掲載しています。今月はその […]
1月号より、2008年2月号から連載されましたアチャン・チャーによる1978年レインズでのリトリートの半ば、夕べの読経の後に行われた新参の修行僧を対象とした非公式の法話を掲載しています。今月はその第3回目です。 3. […]
(承前)2.日々の経験からの智慧 そのようなわけで深く考えることの実践が私たちを理解へと導くのはここなのです。 一つ喩えをあげましょう。大きな魚のかかった網をたぐりよせる漁師の喩えです。漁師は網を引き寄せながらどのように […]
今月号より、2008年2月号から連載されましたアチャン・チャーによる1978年レインズでのリトリートの半ば、夕べの読経の後に行われた新参の修行僧を対象とした非公式の法話を掲載いたします。今月はその第1回目です。 覚りの […]
9月号より、2006年5月号から連載されました比丘ボーディによる法話、「縁起」を再掲載しています。今月はその第4回目です。 精神と物質(名色)――Nāma-Rūpa 「意識(識)に繰って精神と物質(名色)が生じる」 「精 […]
9月号より、2006年5月号から連載されました比丘ボーディによる法話、「縁起」 を再掲載しています。今月はその第3回目です。 縁起の理論の実践 さてこの教えの実践について考えてみましょう。すでに見たように、最も重要な点は […]
9月号より、2006年5月号から連載されました比丘ボーディによる法話、「縁起」を再掲載しています。今月はその第2回目です。 存在の車輪のスポーク ブッダは縁起を単なる理論として説いたのではありません。ブッダが縁起を説いた […]
今月号より、2006年5月号から連載されました比丘ボーディによる法話、「縁起」を再掲載いたします。今月はその第1回目です。 縁起(パティッチャ・サムッパーダ) ブッダは「縁起を見る者はダンマを見、ダンマを見る者は縁起を見 […]
「月刊サティ!」2006年3月号、4月号に、アチャン・リー・ダンマダーロ師による「みんなのダンマ」が掲載されました。これは、「パーリ戒経」中にある仏教徒が自らを善き人間に鍛える実戦の指針で、6つの項目に分けられています […]
「月刊サティ!」2006年3月号、4月号に、アチャン・リー・ダンマダーロ師による「みんなのダンマ」が掲載されました。これは、「パーリ戒経」中にある仏教徒が自らを善き人間に鍛える実戦の指針で、6つの項目に分けられています […]